JUGEMテーマ:読書





マンションのモデルルーム公開に毎回やってくる小柄な女性沼越さん。
他のお客はただ「素敵ね」とか「眺望がいい」とか言うだけですが、沼越さんはかなり厳しい目線でモデルルームを見分している様子。

そんな沼越さんを見守る不動産会社の社員2人と、モデルルームの受付をしている2人。
さらに、主人公の沼越さん以外にも、部屋を探す人、持っていた部屋を売る人と様々な人間模様のオムニバスです。

沼越さんは東京で一人暮らし。
居酒屋チェーン店勤務、土日や連休は必ず出勤、誰よりも早く職場に来て、誰よりも遅く帰ります。
沼越さんには夢がありました。
自分だけの部屋を持つことです。
そのため、安い家賃の部屋に住んで節約生活しています。
窓を開けたら、そこには向かいのアパートがすぐそばに見え、部屋は狭く、台所は手狭です。



何度もモデルルームを訪ねるため、不動産会社の2人と受付の2人とも顔見知りです。
ある日、受付の一人、要さんは、居酒屋で一生懸命働く沼越さんを見かけ、その店に何度か通います。
自分も一人暮らしをしている要さんは、何となく沼越さんに親近感を持ち、プライベートでも沼越さんの家探しに付き合います。
そこに、同じく受付の阿久津さん(同居していた彼氏と別れて、一人暮らし用の物件を探し中)も加わり、3人での物件探しが始まりました。

不動産会社の伊達さんからは、「失礼を承知で言うが、未婚の女性がマンションを買うとなると、今後の生活で結婚などもあり得るから、生活スタイルが変わる。その時、自分のマンションをどうするか」と尋ねられます。
沼越さんは「両親は40代で亡くなった。兄弟もなく、自分一人だけの生活なので、今がベストだと思える生活をしたい。将来のことは今は考えられない」と言います。
思い切りのよい沼越さんに感心する伊達さんをはじめとする4人。

両親が亡くなった後、叔母さんの家でお世話になっていた沼越さんは、叔母さんの娘で同年代のえつこさんが言ったある一言を聞いていました。
それは沼越さんに対する嫌味でもなく、叔母さんがえつこさんに注意したことに対するほんの軽い一言だったのですが、たぶん、沼越さんにはかなりきつくつらい言葉だったと思います。
この言葉があったから、沼越さんは叔母さんの家を早く出たかった、えつこさんのためにも出る方がよいと判断したのかもしれません。
叔母さんの家では、沼越さんは不当な扱いを受けたわけでもなく、家を出た今もえつこさんとは仲良しで、家族として生活していたのですが、やはりどこか自分ははみ出している、ここは自分の家ではないと思っていたのでしょう。

要さんにアドバイスされて、沼越さんは理想の間取りを描きます。
外せない条件として、料理が好きな沼越さんはコンロが3口あることを挙げています。

3巻では、沼越さんは伊達さんにいろいろな物件を紹介され、物件の周辺の環境を見て歩きます。
その時、やっと「わたしの家」という言葉を口にするのです。
今までの物件めぐりで、なかなか希望に合致せずに結構ドライな意見や厳しい目線だったこともあり、伊達さんは「何とおっしゃいました? わたしの家?」と聞き返します。

頭金+αを貯金している沼越さんは、ローン審査に申し込みをしました。

いよいよ4巻で沼越さんが引っ越すのでしょうか。
阿久津さんにもいい部屋が見つかるでしょうか。
楽しみです。

お話の合間に、物件探しのこつがありますので、引っ越しを考えている方にも向いています。

明日からドラマで放送されるのでそちらもチェックしてみてください。

一話からの試し読みはこちら。



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